ジャッジ

今日は夕方からバイト

日中はラブホの上野を読んでた

ただで漫画読めるってすげー

バイトは最近授業中に寝ちゃう生徒だった

前に考えた「10カウントしても起きなかったら
宿題1ページ増やす」を実践

ボクシングスタイルです

効果テキメンで何度ダウンしても
10カウントの間に目を覚ました

「夢の中でも10カウントされてて
何かに勝ちそうだったけど起きた」
とのこと

面白いから続けてもいいけど
すぐ飽きそうだな

新しいの考えないと

バイトから帰ってきたら録画しておいた
「ジャッジ」っていう映画をみた

ドジでバカな主人公が無茶苦茶なことをやるけど
全部上手く回っていい結果になる話

もうちょっと詳しく書くと
主人公が世界的なCMの広告祭で審査員をすることになり
自分の会社のクソみたいなCMに大賞を取らせないと
クビになったしまうので頑張る話

主人公は他の会社にすごくいいCMがあって
クビ覚悟でそっちを応援する

賄賂もあって権力者のCMが大賞を取りそうになるけど
「いいものをいいって言いたい」
っていう素直すぎる言葉でトヨタが大賞になる

深い意味のないわかりやすい楽しい映画だった

それでもね、審査委員長を見て泣きそうになった

審査委員長とは名ばかりで副委員長が
全てを仕切っている現状だった

委員長は昔、CMの大賞を取ったクリエイターだったが
今は副社長の地位をやると言われ言いなりになってた

でも賄賂を嫌な顔をして頑なに拒み
偉くなっても「Tシャツ着て現場で働く」
とニコニコ答える主人公を見て心が変わる

なんかね、審査委員長のセリフをここに書いても
文字だけ見れば陳腐なんだけど
映画の中では説得力が違った

一言一言が重要な気がしてくる

そしてカッコいい

それまでは仕方なく賄賂に従う優秀な会社員で
あとからクリエイターに戻るオジサンで

全然違うはずなのに立ち振る舞いは何も変わらなくて
だけど何か大事なところが決定的に変わってる

見た目も振舞いも劇的に変わることなんかなくて
でも内心は大きな変化が起きてる感じがして

全然説明できないけどとりあえず思ったのが
ああいうおじさんになりたいなってこと

どうやったら説得力って出るんだろうな

使えない下っ端感が拭えないんだよな、俺

おわり