日記 その2

ザ仏教海賊団から引っ越ししてきました

舞台幕が上がる

今日は勉強して夜はももクロの舞台幕が上がるの

千秋楽のLVに行った

 

自転車で30分かけて映画館へ

 

車の後ろに乗って移動するよりも

自転車とか歩きで移動する方が道を覚えられるな

 

時間と苦労と引き換えに記憶に残るんだなと

勉強なんかもそんな感じじゃないかと思った

 

さてさて舞台の話

 

すごく良かった

 

ももクロだとか気にならなかった

 

最後に友達を助けて死んでしまうカンパネルラが

「すごく良いことをすれば、それが親の幸せになるのかな」

って何度も問いかける

 

「良いこと」っていう曖昧な言葉だと親の幸せになる気もするけど

自分の死と引き換えだと正しくないな、と思う

 

銀河鉄道の中で出会う少年がサソリの話をした

 

「キツネに追いかけられてたサソリが井戸に落っこちてしまい

溺れて死ぬ間際に『キツネに大人しく食べられていれば

キツネはお腹いっぱいになったのにな』と思った」

 

自分の死と引き換えに誰かに幸せを与えるという意味で

このサソリがカンパネルラの揶揄なんだろうと思うけど

 

サソリの例えだとサソリが食べられたらいいのになと思うけど

人に置き換えると嫌だなと感じるのも不思議

 

とかね

 

ジョバンニは銀河鉄道の乗ってすぐに

カンパネルラの死に気づきながらも受け入れられず

生きてると信じて一緒に旅をする

 

カンパネルラのお父さんはカンパネルラが死んでから

45分でその死を受け入れた

 

子どものジョバンニは親しい人の死を受け入れるのに

宇宙1周かかってた

 

こういう死を受け入れる時間の速さが

大人になるってことだ、って少し納得した

 

演劇部員たちが実体験を通して銀河鉄道の夜を深く理解する過程を

舞台で見ていく感じだった

 

銀河鉄道の夜ってこんな深くて

自分にも身近な話だったんだなと思った

 

舞台が終わりみんなが出てきたときに

れにちゃんがワンワン泣いてた

 

れにちゃんの役は、他の部員がケンカしてる時に

笑わせたりするムードメーカー役

 

常に明るくて周りに気を遣ってる役

 

なのに舞台が終わって出てくると誰よりも泣いてるの

 

そういう役とのギャップがヤバくて

泣いてしまった

 

ももクロで感動したの久しぶりだ

 

いいものを見れたな、と思った

 

おわり