電話
昼、いきなり携帯が鳴り出した
布団の上でマンガ読んでた俺はいいところで
邪魔されてちょっと不機嫌
誰からの電話だよ(♯`∧´)
もし間違い電話だったらムカつくな
と思いながらディスプレイをみる
「吉田大治」
Σ(゚д゚lll)!!!!?
相部屋に静かにするように促してすぐに電話に出る
用件は今日前期の千葉大の発表なので
それを見てきてほしいということだった
「何分で着けるの?」
「(晴れててスムーズに行ければ)10分で着きます」
「はは、そうか。じゃあ10分後に電話するから」
外を見る
暴風雨だった(; ̄O ̄)
それでも10分で着くためにチャリでぶっ飛ばしていく
なんとか到着して任務をこなしていった
なぜか監督は俺のメアドを知っていた
監督とのやりとりが終わったあとも
「間違って伝えてたらどうしよう(ーー;)」
っていう恐怖に襲われ続けた
合格発表の会場には地元の高校生がたくさん来ていて、
合格した人はアメフト部に胴上げされたりしていた
でも泣いてる人も何人もいた
その姿を見てると頑張ったんだろうなと悲しいんだろうなと思う
大体落ちるときは感覚でわかるから
ダメなときの覚悟を持って発表を見ると思うんだけど
それでも耐えられないっていうのは
現実のもつ力なのかななんて思った
明日は大事な友達の発表
受かってるといいな
おわり