日記 その2

ザ仏教海賊団から引っ越ししてきました

夜のピクニック

今日は朝一で学校へ

 

このパターンは最近だと怒られに行くときの書き出しだけど

今日は違う

 

学割をもらうためです

 

9時半発の電車に乗って鈍行でのろのろ山形に帰る

 

今回の帰省の目的は教員の勤務地を決めるため

 

自分の中では千葉で心が決まりつつあるので

それを両親に直接報告しようかなと

 

両親と話したらまた違う視点があって気持ちが

変わるかもしれないので、そういうのも少し期待してる

 

明日の夜はバイトなので報告したら帰るような

弾丸な感じだけど、実家でやることもないし別にいい

 

電車のなかでは「夜のピクニック」って小説を読んで

450ページだったけど読み切った

 

全校生徒が24時間かけて80kmを歩く高校の伝統行事「歩行祭」が

舞台になってるお話

 

最初は元気な生徒たちもだんだん疲れてきて

最後は気力を絞ってゴールする

 

別にそういう体力的な限界に挑むのが目的じゃない

 

高校3年生にとってはこれが高校最後の行事になってる

 

ある生徒のセリフで

「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう」

って言葉がある

 

夜なのにみんなといる特別感とか、深夜に出歩いてるドキドキとか

もちろんそういうすぐ思いつくようなことも含まれてる

 

でも地平線に沈む太陽が特別に思えたり

はしゃぐ元気がなくなったとき歩きながら一人で悶々と考え込んだり

だからこそ、普段できない話もできたり

 

それを1000人を超える全校生徒がみんな一斉にやってる

そういう不思議な体験

 

本当にただ歩くだけの行事なのに、やっぱり特別なんだと思う

 

解説にも書いてあったけど読み終わったあとに、

まるで自分が行事に参加してたような気持ちになった

 

この小説すごい

 

俺も歩いたら何かわかるかな

 

 

 

家に着いたら夕飯食べて寝る

 

父親は好きにやっていいよって背中を押してくれて

母親はなんか歯切れ悪く反対してた

 

母親は言ったことを片っ端から否定してくるから

すごいムカついた

 

雪は降るけど地球温暖化だから少なくなるよ

ってどんだけ先の話なんだろ

 

とりあえず否定したいだけって感じで

根拠が薄くて話したくない気分になる

 

こんなイライラするんなら電話で話して終わりにしておけば

良かったかな

 

妹が何年も口きかなくなるのは正直よくわかるわ

 

母親に反抗したいからって千葉にするのもダサいけど

今決めたらそうなりそうだ

 

 

 

でも結局どうせ認めてもらえると思って

ちゃんと説得する気がなかったのも悪いんだよな

 

やっぱり生活のしやすとか娯楽やイベントごとの多さは

すごく魅力的だし、性格的に選択肢の多い状態に身を置きたい

 

でもだから関東で教員ってのは子供っぽいというか

あまり積極的な理由になってない感じがする

 

山形なら近所の人とかお世話になった人とか

「山形で教員になりました」って報告したら

喜んでもらえるだろうな

 

たとえ当事者にあんまり関係のない外野の声で

何年もしないうちになくなるのだとしても

そういうのに答えるのはやっぱりカッコいいしな

 

逆に千葉で教員になりますって言ったら

山形捨てたのか、みたいな話になるしそれも嫌だな

 

てか山形で教員やるって言った記憶ないんだけど

勝手にそういう雰囲気になってるのもムカついてきたな

 

何勝手に喋って勝手に評価下げてんだ、ファック

 

怒りが収まらないまま話は戻るけど

何か千葉じゃないといけない積極的で大人な理由がほしいな

 

理由ある方が、来年からも頑張りやすい気がする

 

偶然ふってこーい

 

おわり