日記 その2

ザ仏教海賊団から引っ越ししてきました

教え子の優勝と冨水さん

今日は二日酔いで頭痛くてヤバかったけど

約束したので生徒たちの試合を観に行く

 

出かける前に鏡の前に立ったら顔が真っ白で

やべーなと思った

 

自分の中の生徒たちの印象は野球部に入ったばかりの

1年生の頃の下手っぴなままだったんだけど

めちゃめちゃ上手くなってた

 

特に中学校に入ってから野球を始めてキャッチボールも

ろくにできなかった生徒が、今じゃ6番ライトでレギュラー

 

すごく感動した

 

とまあ試合前のシートノックから見入ってしまったんだけど

第一試合はコールド勝ち

 

みんな打席でもプレーでも迷いがなくて

誰も変なことをしないどころか、咄嗟のことにも

落ち着いて対応してる

 

何があったらこんなに成長するんだろ、すげーな中学生

 

午後からも試合観戦

 

先発の生徒が打ち込まれて1回持たず降板してしまったけど

そのあとガンガン打って追いついて延長戦に突入

 

特別ルールが始まった回にも打ち込んでそのまま勝って

優勝してしまった

 

スタンドで見てたらお母様方も俺のことを覚えててくれる人がいて

2年間のことを教えてもらったら「小学校から全然勝てない学年だった」

ってことだった

 

幸運もあったけど、全然不思議じゃない優勝だったから

頑張ったんだろうなと思う

 

あと顧問の先生の指導も何をしたのか気になるけど

それはまあいいや

 

試合後に生徒達と話す機会があったけど

話してみると本当に何にも変わってなくて

相変わらず小学生みたいだった

 

すげーな、こんなことあるんだな

 

ずっと喋ってたかったけどあんまり邪魔しちゃいけないと思って

すっぱり帰る

 

夜は冨水さんと夕飯

 

教員として働いてる人の話を直接聞いて色々参考にしようと思ったけど

結局自分の悩みを聞いてもらってるだけで解決した

 

でも一つ大事だと思ったのは「教員という職業が良い悪いではなくて

結局いい職場で働けるかだと思うよ」って言われたこと

 

冨水さんは今いい職場にいてすごく楽しいと言い切れるけど

教員が全員楽しく過ごせるかは断言できないよ、という感じ

 

そうだな。よく考えれば当たり前なんだけど

教員とはって一般論で一緒くたにしてたわ

 

教員なろ

 

冨水さんの悩みは「結婚」だそう

 

まだ彼女がいなくて、出逢いもなさそうで

とにかく不安らしい

 

俺「じゃあ合コンとかお見合いとかしたらいいじゃないですか」

冨「いや、運命的な出会いがしたいじゃん!」

 

…大丈夫かな?

 

おわり